うさちゃん日記

この前、家族３人で、電車で出かけました。
運よく、３人が横並びで座れたので、よかったです。

何駅か過ぎたあたりで、初老のおじいさんが乗ってきました。
ちょうど私たちの前で、つり革につかまっていました。

私の旦那は、颯爽と立ち上がり、その初老のおじいさんに、席を譲りました。
私はうれしくなってしまいました。
旦那がとても輝いて見えました。

すると、おじいさんは、私たちに向かって、
「お兄さん紳士だね、私はシンジだけど」と言ってきたのです。

「しんし」と「しんじ」の韻を踏むのを狙っての、
おじいさんなりのギャグなのか、本当にしんじという名前だったのか、
おじいさんは、ニヤリとしていました。

多分、すでに何回か使った手なのでしょう。

さすがに、私たちは、それ以上会話することはなく苦笑いするしかありませんでしたが、
このおじいさんは、精神的にはかなり若いんだなと思いました。