感覚的にご縁を感じた新築一戸建てに決定

うさちゃん

2021年06月07日 17:10

私は結婚前から新築一戸建てに憧れていました。偶然ですが、主人も同じ思いでした。お互い初めての地域なので、結婚してすぐは賃貸アパートで新築一戸建ての研究に専念です。予定通り賃貸アパートに住み始め、毎日新築一戸建てのチェックをしました。

ネット情報だと、目につくのは好条件の価格が高い物件ばかりです。ハイプライス物件は無理なので、アナログな方法で新築一戸建てを探し始めました。これが大正解です。地元の広告はお値段も条件も幅が広く、私達でも手の届く物件が多数掲載されています。中には建築条件付きや、用水路上にかかる物件は用水路使用料が必要など、考えさせられる物件もありますが、価格最優先で探す事にしました。

すると、細かい条件無しで、お値打ちな物件に出会ったのです。でも細かい条件やデメリットがないのに、なぜ安いのか気になりました。思い切って不動産屋さんに質問すると、前の購入希望者がローン審査で落ちたので、いわゆる売れ残りになってしまったとの事です。それだけで値段が落ちる事に驚きました。新築でも建築から月日が経過すると曰く付きと捉えられたり、何かと不利益なのでお値段を落とすそうです。それだけで安いならお得物件だと感じました。

早速、物件を見学です。到着してすぐに、新築の香りにテンションが上がります。主人と「コレだ、この香りが夢で終わらぬ様、頑張ろう」と意気込みました。その家が買えなくても、気持ちが上がっただけで感謝出来る物件です。ベランダも内覧し、どんどん新築一戸建て住まいの奥さんの気持ちになっていました。布団を干す自分も想像出来ますし、主人もその気になっています。

そこで不動産屋さんから別物件の内覧も勧められました。面積は小さいけど、駅近で便利な物件だそうです。車で3分ほどで着きました。そこも確かに新築の香りがします。だけど、布団を干す自分が想像出来ませんでした。自分でも不思議です。主人もなぜか浮かない顔をしています。「どう?」と質問してくる主人の声も暗いです。お互い希望の新築一戸建て、しかも駅近で条件が良く、少し小さいだけなのに、なぜテンション上がらないのだろうと疑問でした。

そんな私達を見た不動産屋さんは「さっきの物件の方がよかったですね。僕が余計なこと言ってごめんなさい」と謝られました。不動産屋さんが悪いとは全く思いませんが、テンションの差にどうしても違和感を覚えます。すると不動産屋さんは「やっぱりご縁というのがあるんですよ。言葉や条件で表せない、感覚的なものも重要なので、感じられたままを信じてください」と言われました。納得です。感覚的なものがあって、それがご縁だと分かれば、最初の物件に決める事が出来ます。何が決め手と
言われると、なんとなく感覚という答えになってしまいますが、そこに自信を持てる様になったので、最初に内覧した新築一戸建てに決めました。ご縁は物件の条件だけでは選べないし、見えないなぁと思いました。今でも大好きなマイホームです。


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