国が違うことで同じ食材もこんなに違う

うさちゃん

2017年09月13日 17:45

イギリスに住んでいる友達を訪ねて10日間ほどお宅に泊めてもらいました。
私の滞在中に合わせて休みを取ってくれた友人と一緒にあちこち観光しましたが、いくつかあるイギリスのスーパーに行って一緒に食材を買って料理も作りました。
お金持ち御用達のスーパーから庶民の味方的なスーパーまで日替わりで買い物した日もあったしいくつかのスーパーをハシゴした日もありました。

魚の缶詰の味付けも日本とずいぶんと違うなあと思ったのですが、健康ブームのせいか普通のスーパーでもお豆腐が買えることにびっくりもしました。
しかも日本でも見かける絹ごし・田楽にでもするようなしっかりした豆腐・燻製(普通の燻製とハーブ入りの燻製)がありました。
燻製のお豆腐はサラダにしたり、しっかりした豆腐は焼いてステーキ風にするとかサラダの具材にするかなんとサンドイッチにするという使い方もしていました。
ただし、厚揚げ・高野豆腐といったタイプのものは見かけませんでした。
滞在中に豆腐ステーキのサンドイッチも試してみましたが、あっさりとしてクセもなく美味しいのにびっくりしました。

帰ってきてから地元のスーパーでも手に入る田楽用の固豆腐を買ってステーキ風に味付けして焼き、サンドイッチにしてみました。
大丈夫、同じようなものですからやっぱり美味しいのです。
友達にメールで報告すると実は彼女も私と一緒に試して以来、お豆腐のサンドイッチにはまって作り続けているというのです。
さらに私がお土産に持って行った高野豆腐は「こちらでは手に入らないから大事に置いてるの」と言います。
どうしても日本食が恋しくなったときに使うのだとか。

お豆腐をステーキにするとかサラダに使うとかいうアイデアは日本でもよくあります。
でもサンドイッチまでは思いつきませんでした。
ただ、考えてみると燻製の豆腐はチーズのような雰囲気でした。

そういえば友達と話しているときに「こちらの人は豆腐も豆乳でできたチーズみたいに考えてるんじゃないか」ということを思い出しました。
チーズとして考えていれば自然にサンドイッチというアイデアも浮かぶかもしれません。

今日は照り焼き風・次は焼肉のたれを使って・またはゴマダレをつけてなんぞといろいろと楽しむ豆腐サンドイッチをお弁当にも持っていきました。
会社の仲間は笑いましたが、ダイエットに興味のある先輩からは「そういう手もあるのね」と感心されました。

日本のお豆腐好きは「大豆の味わい」も豆腐の味のだいご味と考えていると思います。
でも西洋の人たちにとって豆腐は「ヘルシーで食べたいけれど味がないのが困る」というものかもしれません。

国が違えば同じ食材も随分と扱いが変わるなあと思っています。

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