スポンサーサイト

上記の広告は2週間以上更新のないブログに表示されています。 新しい記事を書くことで広告が消せます。  

Posted by スポンサー広告 at

2017年01月30日

茶道文化検定4級合格を振り返る

茶道文化検定4級に合格しました。11月に試験を受けて、2か月後に通知が来たのです。結果は60点満点中58点。全60問のうち58問が正解、2問が不正解でした。4級の試験は42点以上取れれば合格となります。
この検定試験の合否通知には、分野別の正答率レーダーチャートや受験者の得点分布、さらに自分の解答の正誤も含まれていました。他の検定試験の中には合否の結果に加えて自分の得点がわかるものがありますが、自分の解答の正誤までわかるものはそうそうありません。フィードバックが丁寧なところが、茶道文化検定のユニークな点だと思いました。
さらに合否通知には、合格証のカードと、裏千家家元の千玄室(一般財団法人今日庵 茶道資料館 館長)の名前で発行した合格証明書が同封されていました。合格を証明するものがここまでそろっていると、試験を受けてよかったと思えるし、合格したことを実感できます。さらに上の級を目指してみようという気にもなれます。

私が茶道文化検定を受けてみようと思ったきっかけは、昨年の夏にたまたまウェブサイトで知ったからです。ここ2-3年ほど、展覧会などで茶道具を見ることが多くなり、もっと知識を身に着けたいと思っていたところだったので、迷わず4級の受検を決めました。
試験勉強は、公式テキストを繰り返し読み、過去問をひたすら解くだけでした。過去問で解けなかった問題については、テキストの関連するページを参照し、また解き直すようにしました。
4級の試験対策は、とにかく暗記することといっても過言ではありません。道具の名称や用途、茶の湯の歴史上重要な人物の名前、茶会での客の作法など、基本的な事柄をきちんと覚えることが大事です。

さて11月の茶道文化検定に合格すると、翌年1月から12月までの1年間、指定の施設で合格証を提示すると優待を受けることができます。優待の内容は入館料の割引、団体料金適用、記念品のプレゼントなど、施設によってさまざまです。優待を受けられる施設は茶道文化検定の公式サイトに載っていますが、西日本の施設が多いです。歴史的にみて茶の湯は西日本で盛んだったことや、使われる陶磁器は西日本産のものが多かったことなどを反映しているのでしょう。東京都内では畠山記念館、三井記念美術館、五島美術館、根津美術館などで優待を受けられます。
私は東京近郊に住んでいるうえ、三井記念美術館と五島美術館の友の会に入っているので、東日本で入館料割引の恩恵を受けられる施設は実質的にそれほど多いわけではありません。とはいえせっかく合格したのだから、徳川ミュージアム(茨城県水戸市)、栗田美術館(栃木県足利市)、人間国宝美術館(神奈川県湯河原町)など少し遠くの美術館に足を伸ばして、優待を利用してみてもよいと思っています。


  


Posted by うさちゃん at 22:15ライフスタイル