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2016年08月13日

相続は兄弟姉妹関係を困難にさせるもの以外の何物でもない

相続処理においての計算方法が変わって以来、相続税を支払わなければならなくなる対象者が増えたのは確かでしょう。
政府の収入が増えるので国としてはありがたい話なのは間違いないでしょう。
しかし、実際の相続税対象者にとっては相続税の支払い以上に大変な思いを相続処理時にすることがあります。

おそらく大半の方がその答えをご存知でしょう。
ずばり、兄弟姉妹がいれば相続時にもめることがあるという事実です。
ここでやっかいなのは、いくら親が遺言できちんと相続対象物を分けてくれていたとしても、実際の相続時点で対象物に対してかなり差異が発生していることもあり、このような場合はもめる種を作ってしまうことになります。

とにかく相続税を払う・払わないにかかわらず、相続という過程では必ず兄弟姉妹とその配偶者たちを取り囲んで、様々なバトルが発生しやすいのです。
今まで仲が良かった兄弟姉妹もこの相続税においてのお金にまつわるもめごとで一瞬で不仲になり、疎遠になることなんてこの世の中、ざらにあります。

こんな状況を知ったら他界し資産を残された親はどのように感じるでしょうか。きっとこれ以上に悲しいことはないというくらい、残念がっていることでしょう。

よくあらゆる学術研究者が調査結果で報告していますが、人の本当の幸せはお金では獲得できないと言われています。
これは本当だと思います。
お金というものは何かあれば一瞬で消滅してしまうものであり、それを幸せの安心材料として拠り所にするのは危険極まりないからです。
ですから、相続で大金を得たとしても、その結果、友好的関係が続いてきた兄弟姉妹関係が消えてしまうというのは、かなりその人の幸福度を下げる要因になってしまうと思うのです。
お金では得られない、目にはみえない、しかし確かに今まで存在していた幸せを手放すことになるからです。

このように分析していくと、相続というのはなんとやっかいな制度なのかと感じずにはいられません。
いっそのこと、親は最悪の状態に子供たちが陥るのを防ぐために、やはり生きているうちに慈善事業に募金するなり、自分のために使い果たすなりしたほうがどれだけ残された子供たちは幸せでいられることなのかと思わずにはいられませんね。  


Posted by うさちゃん at 17:45ライフスタイル